16.弓道の離れとアーチェリーのリリースとの比較でアーチェリーとの比較をしました。アーチェリーは的中精度を極限まで求めるので、道具も大事にしています。その点弓道はと言いますと、かなり無頓着です。
がしかし、自分の努力の結果となって的へ飛んで行ってくれる矢くらいは、少しは大事に扱いましょう。と言うことで・・・。
<仮説9>
細かい話にはなりますが・・・?
取り懸けの時、矢羽根の扱いは大事にしましょう。
<検証>
的中にこだわるには、取り懸けの時の矢羽根の向きに注意する必要があります。
矢が安定して真っ直ぐ飛ぶために、回転によるジャイロ効果を利用しています。3枚の矢羽根の反りの向きを揃えて甲矢は右回転、乙矢は左回転で飛ぶようになっています。
取り懸けでは人差し指で羽根を押さえてしまうので、羽根に折り癖が付いてしまいます。この折り癖が羽根の反り方向と逆にならないように、甲乙矢で押さえる方向を変えることが必要です。
羽根に変なクセがつくと矢の回転が悪くなるので、矢いろの原因となります。
ただし、アーチャーズパラドックス(矢がくねくねと飛んでいく運動)はこれに関係なく起きる現象ですので、お間違えなく。
<まとめ>
取り懸けの際は、矢羽根を大事にしましょう。
矢飛びや矢所の安定を維持させることが出来ます。
次は、弦捻りをかけると離れで弦枕が引っかからないか?を予定します。
的中と仲良しになるために、またのお越しをお待ちしています。
解りにくいところがあれば、遠慮なくご質問ください。

1.はじめに
2.的中のための取り懸けについて(三つガケの場合)
3.的中について
4.離れについて
5.手を開いて(緩めて)離すことの弊害について(的中、上達を妨げるもの)
6.詰め合いについて
7ー1.張り合いについて~取り懸けを解いて離れる方法~
7ー2.張り合いについて~取り懸けを解いて離れる方法~
7ー3.張り合いについて~取り懸けを解いて離れる方法~
7ー4.張り合いについて~取り懸けを解いて離れる方法~
8.伸び合いについて
9.会のままの残身について
10.会での勝手の手の内を考える
11.取り懸けの親指と中指のクロスをどう解くか
12.取り懸けで親指を押える位置は?
13.押し手の手の内を作るとき、角見の皮を巻き込む?
14.「離す」と「離れる」はどう違う?
15.胸弦の活用
16.弓道の離れとアーチェリーのリリースとの比較
17.正射必中に必要な幾何学的な必須条件
18.細かい話にはなりますが
19.弦捻りをかけると離れで弦枕が引っかからないか?
20.中りに重要なのは押し手ではないのか?
21.会では見えない動作がある?
22.残身まで開く力αはどれだけ大きくできるのか?
23.集中力、モチベーションを下げない練習方法ってないの?
24.弦捻りの中心は、矢軸か親指の弦枕か?
25.カケ解きはどのように作用させればいいの?
26.既製のカケは親指で選ぶ
27.弦捻りの誤解
28.勝手の中指で親指の腹を押し出すについて
37.的中を維持するには、お風呂でエクササイズという手がある
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