※「ベストな的中シリーズ」は「弓道の的中(射技)の物理的考察」の検証結果です。
5月のベストな的中です。
いつの間にか私も65歳になっていました。
色々なスポーツがある中でも、弓道は、あまり体力と運動神経を問われないので、歳をとっても楽しめます。正しい理屈を理解して引けば、的中との仲は引き裂かれないようです。
的中と仲良しになるためには、ぜひ、弓道の的中(射技)の物理的考察を参考にして稽古を楽しんでください。
弓道の的中に悩める人への誰も語らない新事実、3Dプリンタ活用とエコな生活の実話、ちょっとは役に立つ情報満載です!
※「ベストな的中シリーズ」は「弓道の的中(射技)の物理的考察」の検証結果です。
5月のベストな的中です。
いつの間にか私も65歳になっていました。
色々なスポーツがある中でも、弓道は、あまり体力と運動神経を問われないので、歳をとっても楽しめます。正しい理屈を理解して引けば、的中との仲は引き裂かれないようです。
的中と仲良しになるためには、ぜひ、弓道の的中(射技)の物理的考察を参考にして稽古を楽しんでください。
63.離れの起こるメカニズムを考察してみる
「会は、離れを生むためにある」
離れを起こすことに向き合う時間、それが会である。とすると、どのように離れは生まれるのでしょうか?
<仮説>
離れが起こるメカニズムがある
<検証>
さて、射法八節図解には、「両肩の線を矢に近づける」と表記されていますが、実際には口割りで矢を押し出してしまうため、物理的には「両肩の線を矢に近づける」ことは不可能です。なので、「両肩の線を矢に近づける」方向に力を働かせると言うふうに解釈すると、会での力のかけ方(ベクトル≒張り)が解ってきます。
これは、58.的中率をさらに上げるためにやれること〜(アップデート)で説明した「会四節」の「4.引きつけ」にあたります。
では、「会」の理解のために、その上腕の「引きつけ」がどう作用して離れを起こすのか、メカニズムを考えてみましょう。
上図に示すように、
これが、物理的にみえた「離れ」のメカニズムです。
したがって、上腕の「引きつけ」の力①が欠けても、弦を押し出す力②のどちらかが欠けても会のままの状態の「離れ」は生まれにくくなり、矢所はばらつきます。
<まとめ>
くどいようですが、
残念ながら、物理的にみると、的中するかどうかの90%以上(ほぼ100%)は離れをどのように迎えるかだけで決まります。
<参考>
54.「角見で押して離れる」という弓道の謎
会のまま離れることで、的中は実現するのですから、早気であっても的中は出せます。しかし、離れが起こるメカニズムを理解することで、「会四節」を取り入れて、離れを生むための会に取り組むようにしてみてはいかがでしょうか?安定した的中が得られると思います。
早気の人は、すぐに直ると思います。
的中と仲良しになるために、またのお越しをお待ちしています。
解りにくいところがあれば、遠慮なくご質問ください。
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4月のベストな的中です。
先月の結果が良過ぎたので、この結果でも物足りなさを感じるのは贅沢でしょうか。でも、次への励みにはなります。
最近は、このアングルでビデオorスロービデオを撮影して、自分の射技の評価をしています。離れの際の矢のブレや押し手・勝手などの手の内の働きも見えるので、最も評価しやすいアングルだと思います。何より他の人に迷惑をかけることがほとんどありません。スマホは最大限に活用しましょう。
的中と仲良しになるためには、ぜひ、弓道の的中(射技)の物理的考察を参考にして稽古を楽しんでください。
62.早気の人への親切なアドバイス
早気の人は、自分では気付いていないかもしれないので、率直な私の意見を言わせていただきます。
例えば、昇段審査では、
射法八節が理解され実践できているかが評価されるわけです。早気で臨むということは、会を理解して実践できていないことを、実証してしまっていることにお気づきでしょうか。
審査でなくても、普段の練習においても、本人はまったく意識してないとは思いますが、「自分は会を理解できていません」と体現しているとしか、私には見えないのです。
私は、早気には成れません。(もたれにも成れません。)
「会」の意味を、私なりに理解してしまったので、意味があるものを、決して省くことはできないのです。
<仮説>
早気の根本原因は、単なる「思考停止」である。(もたれも同様)
<検証>
大三で離す人は、ほぼいないでしょう。(暴発を除いて)
なぜなら、決して大三では離してはいけないと、誰もが理解しているからです。
しかし、会のない早気の人は、少なくもなく存在しています。
なぜなら、会で早く離してはいけないと思いつつも、反射的に早く離しても「テヘへっ早かった?」ととぼけていれば許されるというような深層心理を持っているからなのでしょう。本当にいけないことだとは思っていないし、会で何をやるべきなのかを理解してないし、理解しようともしていない。つまり、思考停止状態になっているのです。
例えば、3秒以上持てなければ、罰を与えるようにすれば、罰を受けるのが嫌なので、時間間隔的には持てるようになるでしょう。しかし、ただ持っているだけという意味のない会になります。これも、ある意味、思考停止になっています。
(これは、大学時代の部活で早気の人たちを治すためにやったことなのですが、試合の緊張感の中では間合いを持たせてくれるので、ある程度の効果を発揮してくれました)
やはり、
意味のある「会」にするためには、「会」が何のためにあるのかを理解して、実践するほうが合理的です。
弓道教本 第1巻 射法八節図解には、以下のように記されています。
「会」
心身を合一して発射の機を熟せしむ
胸は息を詰めず、らくに腹の力が八分九分に詰まった時が離れである
「離れ」
胸郭を広く開き矢を発せしむ。
上下左右に十分伸び合い気力丹田に八九分詰りたる時気合の発動により矢を発する。
この文章をどのように理解すれば良いのか、理系脳の私にはよく解りません。
文字通りに受け止めると、以下のようにも読めます。
「会」:心と身体で離すタイミングを熟成する。腹の力を八分九分に詰めたところが離すタイミングです。
「離れ」:胸の骨格を広く開いて矢を離す。上下左右に十分伸び合って、気力を丹田に八九分詰めたタイミングで、気合で矢を離しましょう。
このように、会は矢を離すタイミングをとるためにある、としか読めないような記述になっているように思えて、会の内容を理解できない人ができてもいたしかたないように思えてきます。
「会は、離れを生むためにある」
と私は理解しているので、会の中では、離れを出すためにできることを尽くします。(以前、わかりやすいように、会四節として提案させていただきました)
<参照>58.的中率をさらに上げるためにやれること〜(アップデート)
<まとめ>
残念ながら、物理的にみると、的中するかどうかの90%以上(ほぼ100%)は離れをどのように迎えるかだけで決まります。
<参考>
会のまま離れることで、的中は実現するのですから、早気であっても的中は出せます。しかし、会から離れにおいて全力を尽くしてない早気の方の射は、私が見ても、あんこの入っていないあんぱんにしか見えません。つまり、肝心な味が感じられないのです。非常に残念に思います。(まれに、味わいのある早気の方もいるのですが・・・)
みなさんなりの会の理解によって、みなさんなりの味のある「会」を生み出しては、いかがでしょうか・・・。そこに、射技の本質があるように思います。
早気を直す唯一の方法は、
「会」の意味を考え、理解しようとすることだけだと考えます。
的中と仲良しになるために、またのお越しをお待ちしています。
解りにくいところがあれば、遠慮なくご質問ください。
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3月のベストな的中です。これは、今年のベストとなり得るレベルです。
2〜3年に1度、出せるかどうかの皆中です。
いつもより、会の安定(矢の澄み)を意識して引いた結果が出せたようです。
おかげで、背筋が筋肉痛になるようになりました・・・。
2017年
2013年に弓道を再開、2017年にこのような、奇跡的な皆中を出せたのが、弓道の的中(射技)の物理的考察を始めたキッカケになったように思います。
2020年
2023年
今もこのような的中を目標にイメージして、稽古を楽しんでいます。
的芯を狙って、的芯を外せば、まだ的の中。となりたいですね・・・。
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2月のベストな的中。
先月、久々に、大学弓道部のOB会がありました。
タイムリープしたような時間を過ごせたせいか、気持ちだけが若返っただけでも、的中が増えてきたように感じています。この感じが長く続けば良いのですが・・・。
その影響か、筈打ちが、続けて出てしまいました。
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41.太陽光発電がまたまた故障、インバーターの基板交換
<太陽光発電がまたまた故障>
設置から18年目の太陽光発電が、またまた故障。コントローラのモニターに自動停止中が表示され、全く発電しなくなりました。
<太陽光発電の再々復活>
今回は、在庫が残っていた制御基板を交換することで復活。かかった費用は約8万円。これから、また、どこかが、いつ、壊れるかわかりません。今回の修理費用が、高いか、安いかは誰にもわかりませんよね。
<究極の選択1>
18年目の製品となると、修理をどこに相談した方がいいのか、解らなくなります。購入業者か?メーカー窓口か?前回のサービス直接か?ダメもとで、前回修理してもらったサービス窓口に相談したところ、
「もう、交換部品の在庫がないので修理できないかもしれません。新しい製品に、買い替えが必要になるかもしれません。それでも、出張サービス料金はかかってしまいますが、いいですか?」
とのことで、
故障原因がわからないまま、買い替えの決断もできないと思い、出張サービスにきてもらうことにしました。
<究極の選択2>
出張サービス当日、サービスマンの方は、故障の症状から、交換が必要となる基板で在庫があった物を持ってきていました。
2019年10月冷却ファン交換
点検していただいたところ、
「太陽光発電パネルは、劣化によって当初の7割程度になっていますが、正常に発電しています。あとは、インバーターのいくつかある基板のどれに問題があるのかは、疑わしい制御基板を交換してみないと解りません。今回交換して治っても、どこが、いつ壊れるか解りませんが、在庫があった制御基板を交換しますか?」
ということなのです。
インバーターを新品購入すると、工事費合わせて数十万円はするだろう。しかし、発電パネルは18年間で劣化しているのも事実。しかし、ここで、新品インバーターに交換する判断はできない。
ということで、
制御基板を交換してもらうことを選択、交換品の在庫はもうないので、これが最後の修理となります。
制御基板交換後のインバーターとモニター
エコな生活を続けるには、けっこうなメンテナンス費用が必要になるようです。
(健康を維持するにも、色々と医療費等々がかかっているのと同じですね・・・)
売電価格は安いままなので、売ったらムダの時代です。自給自足でいかに買電を減らすかが、今の太陽光発電のうまい活用方法だと思います。
ただ、Leaf to Homeがあるので、発電ができなくても、安い夜間電力を充分利用でき、電力のピーク対応に協力しながら、エコな生活を維持できるのも事実です。
<究極の選択3>
近い将来、またまたまた、動かなくなったときどうするか、3つ目の究極の選択が待っています。今の状況では、太陽光発電はやめる方向にならざるを得ないでしょう。(残念ながら、政府は原子力復活の方向のようですから・・・)
41.故障した食洗機を更新
18年間動き続けた食洗機が、昨年末動かなくなってしまったため、新品に更新しました。同じサイズの後継機種なので、単に置き換えるだけで済みました。
更新後の新しい食洗機
⇧
動かなくなった古い食洗機
当初は、IHクッキングヒーターと食洗機は、黒色で統一していたのですが、前にIHクッキングヒーターを入れ替えた時、3つ口IHヒーターとなっている機種が、シルバー色しかなかったので、シルバーと黒の2色となっていました。
なので、今回、食洗機もシルバー色にして、統一することができました。
例のステンレス製シムリングは、古い食洗機から回収して、新しい食洗機につけ替えました。買ったばかりでもったいないですからね。サイズもぴったりです。
一つ不満があるとすれば、操作スイッチが小さくなってしまったため、老眼にはちょっときびしい・・・。
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1月のベストな的中。
今季の冬は、寒い日が続きます。
素手で引く弓手はかじかむし、乾いて滑るので、弓の捻りが効きにくくなり、弓返りが鈍くなることもあります。こんな時は、窓を曇らせる時のように、握り革に息を吐きかけ、少し湿らせるといい感じになります。
冬の稽古始めのルーティーンです。
弓が捻れていれば、小指をかけていなくても弓返りはできますが、手と握り革の乾燥は大敵です。
<参考>29.弓返りに大切なのは弓の捻り
的中と仲良しになるためには、ぜひ、弓道の的中(射技)の物理的考察を参考にして稽古を楽しんでください。
40.ペアガラスサッシに貼るだけ内窓は断熱効果があるのだろうか?
今年の冬は、これまでよりも寒い日が続きます。
円安の影響で電気代が上がっているので、光熱費にダブルパンチで効いてきます。
隣家の窓シャッターの騒音対策で追加した内窓は、断熱効果も発揮してくれています。
<参考>
窓シャッターは優しく開けてくださいね〜ペアガラスサッシに内窓?〜
窓シャッターは優しく開けてくださいね〜ペアガラスサッシに内窓(完結編)〜
窓シャッターは優しく開けてくださいね〜ペアガラスサッシに内窓(完結編+α)〜
この時に使った塩ビ板の端材がまだ残っています。これを活用して、1Fの窓にも内窓を追加してみます。
前回のように木枠を作るのはけっこう手間がかかります。なので、今回は、塩ビ板を両面テープで窓に貼り付けるだけの内窓にします。
用意する材料は以下の4つ。
①塩ビ板(厚さ3mm)・・・前回の端材なので材料費0円
②両面テープ(幅10mm-厚さ2mm(断熱するための空気層をなるべく厚くする))
③エプトシール(幅10mm-厚さ5mm(約80%まで圧縮できる))
・・・後から剥がしやすいように両サイドに両面テープで付けない辺を設けた
④木製テープ(幅10mm(両面テープを隠すため))
さて、製作です。
塩ビ板は端材なので、12個に区切られた枠に合うようにカットします。
両面テープを枠に合わせて貼り、塩ビ板を貼り付けます。
両端は、空気が抜けないように、エプトシールを貼り付け、塩ビ板で圧縮します。
まったく難しい作業ではありません。
塩ビ板の継ぎ目と両面テープを見えたままにすると、ちょっと見すぼらしいので、隠すように木製テープを貼って見た目を整えます。
これで、木枠があるような仕上がりに見えます。
ところで、
問題は本当にこれで断熱効果があるのかどうか、ということです。
温度検証といえばこれの出番です。
左側が塩ビ板を貼った後の窓、右側はまだ貼っていない窓です。それぞれに温度データロガーを置いて、温度データを取ります。
1月1日から4日間の検証結果は、以下のグラフのようになりました。
塩ビ板を貼り付けた窓と貼り付けていない窓では、約1℃の差があります。
塩ビ板を両面テープで貼り付けるだけで、約1℃の断熱効果が得られるのは、けっこう大きな効果だといえます。
光熱費の節約に寄与してくれることを期待します。
<まとめ>
・窓に塩ビ板を(空気層を設けて)貼り付けるだけでも断熱効果はある。
コロナ対策で要らなくなったアクリル板があったら、活用してみてはどうでしょうか?
次回は、未定 を予定します。
エコな生活のために、またのお越しをお待ちしています。