57.「弓道の冬は、手が冷たい」は、どうする?
弓道の冬の稽古では、弽をする馬手(勝手)はまだ良いのですが、ほぼ素手のままとなる弓手(押し手)は、なんともし難く冷たい。
2018年の冬に書いた記事「充電式カイロは使えるか?」
弓道の冬は寒さとの戦いでもある。
弦が胸に密着して胴着の上を滑っていく。腕のスレスレを通って矢を押し出していく。なので、邪魔になる厚着は出来ないのです。そして、弓をコントロールするために素手でなくてはなりません。しかし、弓道場は寒風吹きさらす造りになっている所がほとんどです。
最近はヒートテックなどの保温効果の高いアンダーウェアが出てきたので、昔のような精神力で堪えるようなことはなくなりました。
ですが、素手はどうしようもありません。
古き良き時代は火鉢などで暖をとる風情もありましたが、今は使い捨てカイロで暖をとるのが頼みの綱です。
極めて性能が高くて50°Cとあったかくて良いのですが、薄着の胴着の中では少し熱すぎますし、7時間以上は持ち過ぎです。使った後はゴミになります。
そこで、使ってみることにしたのが、充電式カイロです。ヤフーショッピングで購入してみました。
40°Cで3時間程度と稽古にはちょうど良いくらいです。カイロとして使わなければ、スマホの電源としても使えます。一石二鳥ものです。
今年の冬はこれで乗り切ろうと思います。
で、
使っていた充電式カイロは、夏場ほぼ放置状態だったので、電池がへたって使えなくなりました。そこで、去年の冬から使っているのが、これです。
電池容量は、5,000mAhと大容量で、温度調節は3段階。かじかんだ手を温めるには充分暖かい。息を吹きかけるよりは充分温まります。
もちろん、スマホ電源にも使えますから、夏場はでかけたときの充電用電源として使うようにして放置しないようにしています。
今、世の中にあるいろいろな作業用の手袋の中で、弓手に使えそうな素材のものもあるのかもしれません。そんなものがあれば、寒さ対策だけでなく、マメができたり、破れたりした時の救世主となってくれるのかもしれません。今後の考察課題にしておこうと思います。
次回は、未定 を予定します。
的中と仲良しになるために、またのお越しをお待ちしています。
解りにくいところがあれば、遠慮なくご質問ください。
1.はじめに
2.的中のための取り懸けについて(三つガケの場合)
3.的中について
4.離れについて
5.手を開いて(緩めて)離すことの弊害について(的中、上達を妨げるもの)
6.詰め合いについて
7ー1.張り合いについて~取り懸けを解いて離れる方法~
7ー2.張り合いについて~取り懸けを解いて離れる方法~
7ー3.張り合いについて~取り懸けを解いて離れる方法~
7ー4.張り合いについて~取り懸けを解いて離れる方法~
8.伸び合いについて
9.会のままの残身について
10.会での勝手の手の内を考える
11.取り懸けの親指と中指のクロスをどう解くか
12.取り懸けで親指を押える位置は?
13.押し手の手の内を作るとき、角見の皮を巻き込む?
14.「離す」と「離れる」はどう違う?
15.胸弦の活用
16.弓道の離れとアーチェリーのリリースとの比較
17.正射必中に必要な幾何学的な必須条件
18.細かい話にはなりますが
19.弦捻りをかけると離れで弦枕が引っかからないか?
20.中りに重要なのは押し手ではないのか?
21.会では見えない動作がある?
22.残身まで開く力αはどれだけ大きくできるのか?
23.集中力、モチベーションを下げない練習方法ってないの?
24.弦捻りの中心は、矢軸か親指の弦枕か?
25.カケ解きはどのように作用させればいいの?
26.既製のカケは親指で選ぶ
27.弦捻りの誤解
28.勝手の中指で親指の腹を押し出すについて
37.的中を維持するには、お風呂でエクササイズという手がある
57.「弓道の冬は、手が冷たい」は、どうする?
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