住宅を選ぶ時、陽当たりが良いことや窓が大きくて明るいこととかを気にしますが、窓の構造についてはほとんど考えないのが普通です。
家には断熱性、気密性、静粛性を求めます。しかし、光、熱、音に最も影響があるのは窓なのにです。
壁の厚さに比べて窓ガラスの厚さは1/10、いやそれ以下しか無く、熱や音を最も通しやすい部分となるのに、無頓着過ぎるとは思いませんか?
私は、網入りのペアガラスサッシにすることをお薦めします。
後悔はしないと思います。
ペアガラス(複層ガラス)は、2枚のガラスの間に空気の層があって、断熱性と遮音性に優れています。
ガラスの熱伝導率は1に対して空気の熱伝導率は0.024ですので、断熱効果は抜群です。冷暖房のエネルギーは抑えられてエコなのです。
音はガラスが2枚分になるだけは伝わりにくくなります。防音効果はあまり無いと言う人もいますが、ガラスが2枚分の厚さになっているので無いというのは誤りです。効果がでないのは、サッシなどの隙間がちゃんとシールされていないことが原因だと思われます。
以前私が住んでいた家は幹線道路の近くだったので、車やバイクの音が入ってきて結構うるさかったので、今の家を買う時には遮音性を重視しました。
近くに国道(R246)や幼稚園(隣)もあったので、実際に建築中の家に入れてもらって確認しました。標準の窓ガラスの家とは全く違っていました。
私が家を購入した20年前は、ペアガラスサッシは寒地の住宅に使われているくらいであまりメジャーではなかったので、ペアガラスサッシにこだわっていたわけではありませんが、幾つかの家を下見して比較した結果、ペアガラスサッシの使われていたカナダの輸入住宅を選択しました。
当時としてはペアガラスサッシが使われているのは珍しく、サッシ全周にはしっかりとシールがあって隙間が無く、窓を開けた時と閉めた時の音の入り込みの違いには雲泥の差を実感しました。しかも、最初から2ヶ所にロックが付いていました。さすが、寒地の外国製の窓です。
窓を閉めていれば、車や幼稚園の音も意外なほど気になりません。逆に、ホームパーティーで騒いだ時の外への音漏れで隣家に迷惑をかけることもありません。近所の家の音もあまり気にはなりません。
(最近隣に建った家のシャッターの開閉音(ガラガラガッチャーン!)には大きくてチョット迷惑してます。)
もちろん、掃き出し窓もペアガラスサッシです。開閉は少々重いですが、これだけの面積の断熱効果を考えれば許せます。
元々ペアガラスサッシでない家も最近は2重サッシにするという選択肢があるので、後からでも対応が可能です。
ところで、
家が密集していて隣が近いとカーテンでの目隠しがどうしても必要になります。レースのカーテンでも部屋の中は少し暗くなりますし、カーテンを閉めると部屋が少し狭い感じがします。そして、昼間でも電灯をつけてしまいます。まさに負の連鎖です。
そこで、このように、フィルムを目線の高さまで貼って目隠しをしています。こうするとカーテンは開けっ放しに出来ます。ちょっとレトロ感でスリガラスやダイヤガラス調にすると光が乱反射して天井の方まで明るくなります。模様入りやステンドグラス調も楽しめます。ついでに、結露も減ります。これぞ相乗効果です。
フィルムは貼ったり剥がせたりできますし、近くのホームセンターで手に入ります。通販でも良いでしょう。
カーテンで窓を隠すよりも場所をとらずに楽しめます。
ペアガラスサッシとは関係無い話ですが、お薦めです。
我が家の窓は網入りガラスになっています。
糸魚川の大火で焼けずに残った家と同様の防火仕様です。熱でガラスにヒビが入っても破れにくくなっていて、室内への延焼を防いでくれます。
購入時はまったく意識はしていませんでしたが、最近になって色々な利点が解ってきた今は得した気分で、良い買い物だったと思っています。
家を買う時は、もう少し窓にこだわってみてはいかがですか?
一生に一回の買い物ですからね・・・。
次回は、脱衣所にエアコンを予定しています。
エコな生活のために、またのお越しをお待ちしています。
エコな生活
もくじ
1.太陽光発電設置から10年
2.太陽光発電の費用は高い?
3.遮熱塗料にしてみよう
4.役に立つエコカーの選び方
5.役に立つセカンドカーの選び方
6.太陽光発電の故障と復活
7.電気自動車ってどうよ?
8.Leaf to Homeって何?
9.オール電化なのにガスファンヒーター?
10.LED電灯も進化してます
11.バッテリー(鉛)は再生出来ます
12.ペアガラスサッシにして良かった
13.脱衣所にエアコン
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