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2018年9月23日日曜日

エコな生活~Leaf to Homeって何?~

8.Leaf to Homeって何?

リーフ(電気自動車)と家の電気をつなぐシステムです。
①家からリーフへ倍速充電できます。
②リーフから家へ給電できます。
③安い深夜電力でリーフに充電して昼間に使います。
④電気の購入価格差で出費が抑えられます。
⑤電力ピーク時の節電に協力できます。
⑥停電時にリーフに溜めた電気を使えます。
⑦リーフの電気をプリウスPHVに充電することもできます。

つまり、リーフの電気の溜めたり使ったりをコントロールするシステムです。
節電ではなく、電気の使用を平準化し電気代を節約するシステムです。
災害による停電に備えるシステムです。

これは、Leaf to Homeの室内リモコンの画面です。リーフから家への給電を示しています。標準のタブレットに専用アプリを入れたものがWifiで繋がっています。充電や給電の時間を操作・予約できて、その履歴データもモニターできます。

土日には、電気料金の安い深夜に満充電しておきます。
充電履歴
電気料金が高くなる10時から17時まで、残量30%くらいまで給電します。
電気を使いきらないのは、電池の寿命を保つためと、何かあった時のために走行かまたは給電ができるようにしておくためです。
給電履歴

平日は、深夜料金で少し充電しておいて昼間に車を使います。
充電履歴
朝食時に電気を使い、出かけた先で充電しておいて、夕方から給電します。
平日は80%充電までにとどめます。これも電池寿命を保つためです。
給電履歴

これらの繰り返しで、5千円/月くらいの電気料金の節約ができます。
夏冬は冷房や暖房で電気代がは跳ね上がるのを抑えてくれます。外で充電した電気を利用できるからです。

家庭の電気は、一般的に単相3線式200Vで供給されています。
なので、200Vの1系統と100Vの2系統が使えます。(下図)
屋内配線
標準タイプのLeaf to Homeでは、片系統30Aまでが最大となっています。
片系統が30Aを超えそうになると、リーフからの給電を停止して買電側に切り換わります。当然、この切り換わりの時に瞬間的に停電します。
中継ボックス
右上は送受信ユニット、右下は無線ルータ
これは切り換えを行う中継ボックスです。

ほとんどの家電品は、電源回路に電気を少し溜めておけるコンデンサを持っているため瞬間停電の影響は出ないのですが、一部消えてしまうものがあります。

デスクトップのパソコンなどは気をつけた方が良いでしょう。データが消えてしまいますから。うちのiMacは大丈夫です。リビングのテレビは一度消えて電源が入りなおします。

エアコンとか電子レンジやヒーターの起電力は大きいので、電源を入れた時にLeaf to Homeは買電側に一度切り換わります。安定するとリーフからの給電側にまた戻ります。給電側へ戻るときの切り換わりでは、瞬間停電の影響はほぼ出ません。

なので、家電品は片側の系統に偏らずにうまく配置するか、容量の大きいものは200V仕様にすることが、Leaf to Homeをうまく使いこなすコツになります。

エコキュートは容量が大きので、Leaf to Homeとは別の独立系統になっています。ということは、停電の時にはエコキュートは使えません。
えっ、お風呂が入れない?
心配は要りません。IHクッキングヒーターがあればお湯は沸かせます。IHは結構早くお湯が沸くので、お風呂のお湯が溜めれます。
本当です。風呂の栓を閉め忘れてお湯が無くなってしまった時に、この方法でお風呂に入れました。(検証済み)
気をつけて欲しいのは、少し水をはっておいて、沸騰したお湯が樹脂のバスタブに直接あたらないようにしておくことです。老婆心ながら・・・。


Leaf to Homeって何?
そう問われて、最もしっくりくる答えは「配当の良い保険」といったところでしょうか。停電時の備えにはなってくれます。オール電化の家庭は、災害時の停電は結構切実な問題だと思います。
(ニチコンホームページより)

ここまでお金はかけれないでも安心は欲しいという人は、100V15Aの電源の付いた車があれば少しはマシです。車なんかに100V電源なんて必要ないと考えている方も、再度一考をお勧めします。若干のオプション価格で安心が買えますし、アウトドアでも活用できます。
(トヨタ自動車ホームページより)

<参考>

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