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2024年10月5日土曜日

◎9月のベストな的中

9月のベストな的中は、これです。

八射皆中となるのは、久々のことです。


稽古の時の気温が30℃を下回るようになり、的付けの高さが以前と同じ位置に戻せました。暑さで緩んでいた弓の弾性が回復してきたようです。


他人からの伝承で試行錯誤を続けて、的中の見えない暗闇に入ってしまっら、冷静になって弓道の的中(射技)の物理的考察を参考にしてください。きっと出口の光が見えてくる筈です。

洞窟の出口(@昇竜洞)



的中と仲良しになるためには、ぜひ、弓道の的中(射技)の物理的考察を参考にして稽古を楽しんでください。


がんばれ!

2024年9月29日日曜日

◎弓道の的中(射技)の物理的考察〜会から離れの物理的考察を俯瞰して観る〜

61.会から離れの物理的考察を俯瞰して観る


「弓道の的中(射技)の物理的考察」は、ついに60項目を超えました。

この節目にこれまでの断片的な考察から、射技で最も重要な「会から離れ」について、理解しやすいように、まとめて観れるようにしておきたいと思います。


最初に立てた仮説は、こうでした。


  • 的中に最も重要なのは、「馬手(勝手)の手の内とその働かせ方」である。
  • 弓手(押し手)はさほど重要ではない。的付けどおりに真っ直ぐに押せてさえすれば充分である。
  • そもそも、人は同時に左右別々の動きをするのは苦手である。勝手をうまく働かせれば、同期した反射運動として押し手も働く。
  • 的(押し手)ばかりにとらわれず、正しい方法で勝手を働かせることが、正射必中への道である。


そこで、実際に離れを行っている勝手(馬手)の働きに注目して、考察を行なってきました。(弓道界ではタブーなことをやってきたのかも知れませんが・・・)


これまでの考察結果の「会から離れ」についてのまとめです。


(引用)

7ー3.張り合いについて~取り懸けを解いて離れる方法~

28.勝手の中指で親指の腹を押し出すについて

32.的中率を上げるためにやれること

50.取り懸けをミクロに考察してみる(大切な補足編)

51.「離れ」の瞬間を考察する

54.「角見で押して離れる」という弓道の謎

55.「角見で押して離れる」という弓道の謎(補足編)

58.的中率をさらに上げるためにやれること〜(アップデート)


上図のように、

  • 会では離れを導く作用を働かせ続けることが大切です。
  1. 取り懸け内の力のかけ方(ベクトル)
  2. 右肘の張り(ベクトル)
  • これらが離れを生むのです。


(補足)

離れが硬くなってしまう場合は力み過ぎが考えられます。力をかける方向(ベクトル)を意識しましょう。


会から離れの上半身の動きを支えるため、両足のひかがみを張り続けることも忘れないでください。両肘と両ひかがみを結ぶ線の中心は丹田で交差して繋がって、物理的に安定した状態を作ります。

教え魔な先生のレポートにあったイメージ図 


(早気の人は、この射技において最も大切な会での目に見えない動作をやらずに、自ら放棄してしまっていることを認識してください)


離れにおいて、右肘の張りを働かせることができれば、取り懸けを解く手の指の動きを同時に働かせることにもなります。


なぜなら、

手の指を動かす筋肉は、上腕骨の肘の部分に付いているからです。身体の構造がそうなっているのです。(下図)


さらに、右肘の張りを働かせるということは、

上腕は両肩の線より後ろには回らない(骨格構造上)ので、肘が開くためには、肩関節のある肩甲骨についた背筋(僧帽筋)を働かせることが必須です。(36.両肘の張りと弓の裏反りは似ている?参照)


そのイメージが、「両肩の線を矢に近づける」(弓道教本第一巻 射法八節図解)に繋がります。

背筋(僧帽筋)の位置

教え魔な先生のレポートにあったイメージ図 


動作を実現するには、まず、その動作のイメージと筋肉の働きを頭の中に描くことが大切です。


27.弦捻りの誤解58.的中率をさらに上げるためにやれること〜(アップデート)も参照してください)


迷った時、スランプに陥った時、

私がまず立ち返るのは「9.会のままの残身について」です。訳のわからなくなった状態を原点位置に戻してくれるように思います。そこから、今回まとめた内容を1つづつ復習することで的中との仲を取り戻せるのです。



次回は、未定 を予定します。

的中と仲良しになるために、またのお越しをお待ちしています。

解りにくいところがあれば、遠慮なくご質問ください。


がんばれ!


2024年9月17日火曜日

18年目の食洗機のメンテナンス〜直後の悲劇 続編〜

39.18年目の食洗機のメンテナンス〜直後の悲劇 続編〜



後付のビルトインタイプの食洗機→18年後、水漏れで故障


前回、水漏れでワーニングランプが点滅して動かなくなってしまいました。


分解して修理を試みましたが、原因が解らなかったのでタンクと内蓋との間のパッキンについた水垢を掃除して、ついでに本体の底のサビを取って錆止め塗装をして元に戻しました。


がしかし、

また、水漏れでワーニングランプが点滅して動かなくなってしまいました。再発!


前回推測した以下の原因は、違っていたということだったのでしょう。


<内ぶたとタンクの間に隙間ができる原因>

  1. 内ぶたとタンクのにものがはさまる。
  2. 内ぶたがちゃんと閉まらない。


なので、今度はちょっと本気で原因を調べてみることにしました。


原因が解らず対策ができなければ、ついに「食洗機の更新が必要となる」ということです。最後の悪あがきをやってみる価値は充分にあります。


水漏れ個所を特定するには、蓋を開けた状態で運転してみる必要があります。

運転中勢いよく噴き出してくるお湯を受けと止めるため洗面器をかぶせ、洗面器が飛び上がらないように食洗機の下カゴで押さえて、運転してみました。

運転の途中でタンクを引き出して、タンクの背面の配管・ポンプ部分の水漏れの状態を確認してみました。

水滴が・・・

タンクの背面の下側に水滴がついています。

水漏れ個所を探しながらしばらく見ていると、上側の排水ホース側から水滴が落ちてきた。


排水ホースをじっくり調べます。

排水ホースに穴を発見しました。これが水漏れの原因であることは間違いない。


対策します。

自転車のパンク修理用接着剤、ビニールテープ、結束バンドを駆使して穴を塞ぎました。ホースは劣化してきているので、ビニールテープは穴が広がらないように補強も兼ねて広めに巻いておきます。

漏れた水滴を拭き取って、再度運転してみます。

まったく漏れていません。

これで、まだまだ使えます。



<これまでの経緯>

食洗機の汚れ落ちが悪くなった〜15年目の食洗機の修理〜

18年目の食洗機のメンテナンス

18年目の食洗機のメンテナンス〜直後の悲劇〜

食洗機にちょーどいいステンレス製シムリングを見つけた!



2024年9月7日土曜日

◎8月のベストな的中

8月のベストな的中は、これです。

酷暑の中、汗だくになりながら引くと集中力も途切れがちですが、ベストな的中を出せたことは物理的考察が役に立っていると思います。


若かった時のように感覚的に体は動いてくれないので、我を捨て、理屈どおりに引くことを心がけています。


金属の塊の飛行機が空を飛ぶ理屈があるように、日本の弓道が中らない理屈もあります。なぜ中らないのかが理解できれば、的中のための理屈も解ってくる筈です。

なぜ飛行機は飛ぶのか・・・


理屈がわかれば、物理的に見た正射必中の姿もイメージできると思います。



的中と仲良しになるためには、ぜひ、弓道の的中(射技)の物理的考察を参考にして稽古を楽しんでください。


がんばれ!

2024年8月11日日曜日

◎弓道の的中(射技)の物理的考察~(続々々)夏の暑さから弓を守るには、実はすごく簡単だった~

60.(続々々)夏の暑さから弓を守るには、実はすごく簡単だった


今年もほんとに暑い日が続きます。


炎天下の車の中に置いた弓を暑さから守るため、吸気ファン+配管用断熱材の中に弓+ソーラー電源を用いて、外気を弓にあてて車内の熱気から守る工夫をしました。


車に取付けた状態

ソーラー電源(DC12V・最大出力100mA)


(参照)

31.夏の暑さから弓を守るには

35.(続)夏の暑さから弓を守るには

56.(続々)夏の暑さから弓を守るには


しかし、実は、こんな手のこんだことをしなくても良かったのです。



<仮説>

夏の暑さから弓を守るには、車の下に置けばいい。



<検証>

炎天下の駐車場に置いた車の車内のセンターコンソール上と車の下の温度の変化を測定してみます。(FRウィンドウには日よけを置いてあります)

車内車の下


車内コンソール上では、60℃近くまで上昇しているのに対し、車の下では日影になるので、35℃のほぼ気温と同じ状態です。この場所を利用しない手はありません。


車内と車の下での温度変化


どうしても、炎天下の車に弓を置かなければならない時、車の下においておくのが無難なようです。急な雨にも備えて、雨対策はしておくことが肝心です。

車の下に弓を置く

(※くれぐれもマフラーの下には置かないように・・・)


もし、盗難が心配なら、ロックした車室内と弓を防犯ブザーでつないでおくといいでしょう。


くれぐれも、弓の回収忘れには注意してください。(車でひいてしまうかもしれませんので)


残暑も続きます。今年の夏はこれで乗りきることができそうです。



次回は、未定 を予定します。

的中と仲良しになるために、またのお越しをお待ちしています。

解りにくいところがあれば、遠慮なくご質問ください。


がんばれ!

2024年8月3日土曜日

◎7月のベストな的中

7月のベストな的中は、これです。


弓の経時劣化なのか?

最近の酷暑で、弓の弾性が緩んでいるようにも感じますが、

湿度も高く、弦が湿気を含んで重くなっているのも影響しているのかもしれません。


矢所が下方に偏ってきたので、的付の位置を的半分上(弓の矢摺藤の幅半分下)へ移動させました。気温によって的付を移動させるというようなことは、過去には経験しなかったことです。

バネばかりで弓力を確認してみましたが、正確には測れないので、的半分分の弓力の変化はわからずでした。(物理的な考察は怠っていません)


矢所の偏りは、的付けの修正で大丈夫ですが、的のまわりにバラバラに散らばるようになったら、右肘の張りでの離れができていないからです。すぐに修正しましょう。


最近のこんなことも初めての経験です。
矢道の雨水が浸水しそうに・・・



的中と仲良しになるためには、ぜひ、弓道の的中(射技)の物理的考察を参考にして稽古を楽しんでください。


がんばれ!

2024年7月27日土曜日

◎弓道の的中(射技)の物理的考察〜既成概念は「離れ」と「残身」をも誤解させる〜

59.既成概念は「離れ」と「残身」をも誤解させる


離れは、

取り懸けが解けて弦が勝手(馬手)から放たれる瞬間的な現象です。したがって、物理的にみれば、離れに大きいも小さいも無いのが事実です。しかし、残身の形を表すのに「大離れ」「小離れ」と呼びます。


しかも、

最近は大離れを推奨するので、多くの人は、まず、大きく引き離すよう指導されます。初心者に残身の形を覚えさせるためにはしかたないことなのですが、「大離し」の練習を続けて引き離しとなったまま、矢所は的の周りを回るか掃き矢になってしまう。これは誰もが経験していることと思います。(幕打ちする場合もあるほどです)



<仮説>

「離れ」と「残身」の誤解がまねく大離し(お話し)



<検証>

物理的な目で素直に見れば、大きいか小さいかは「離れ」ではなく「残身」です。したがって、「大残身」「小残身」と呼ぶのが正しい表現と言えるのでしょう。


しかし、言葉のごろが悪いからなのか、響きが悪いからなのか、既成概念では「大離れ」「小離れ」と呼びます。このことが「離れ」の誤解を生んでいるのではないかと推測します。大きく離す動作が良い離れだと・・・。


「離れ」は瞬間のできごとです。大きい小さいは関係ありません。

「離れ」の瞬間

51.「離れ」の瞬間を考察する参照)


初心者には、形(フォーム)を覚えさせるため、弦を離すと同時に大きく腕を開く動作を「大離れ」だと指導します。


それはやむを得ないことなのですが、形を身につけたその先に本当の「離れ」の本質を指導してもらえる機会にはなかなか恵まれません。

大きな「残身」(大離れではありません)


そして、

多くの人は、「離れ」を弦を離して腕を大きく開く動作として誤解してしまいます。離すタイミングが合わなくなると、途端に的中が止まってしまいます。その結果、正射必中との乖離に慣れてしまいます。


ここに、

射技の進歩に壁ができるように思います。

(的中に悩むことなく、弓を引くことを楽しめるような射技の伝承ができていくことに期待して、私は少しでもこのブログがきっかけになればと思っています)


このブログを読んで「離れ」と「残身」の違いを知ってしまったあなたは、この壁を破るきっかけを得たということだけは確かです。


会では、大きく離すタイミングを取る練習を続けるのではなく、取り懸けが解けて「離れ」がでる方向に張り(筋力のベクトル(方向))をかけていくことに、気力や気合いを注ぐことに意味があるように思います。



<補足>

引離しであるかどうかを簡単に確かめる方法があります。

これは、私が学生の時に指導してくださった教え魔な先生がやった方法です。


まず、

先生が引くので、会で右腕が開かないように両手で押さえなさいと言われ、その通りに腕を押えたのですが、先生は普通に離れを出して矢を射たのです。(当然、右腕を押さえているので、弓力が解けた反力はあります)

腕が開かないように両手で押さえる

次に、

自分たちも同じように、会で右腕を押さえてもらって引いてみましたが、まさにツボを突かれたようにまったく離せないのです。手を開いて離そうと考えますが、耳に弦が当たりそうで怖くて手を開らけません。


まさにこの時、「自分たちは弦が当たらないよう腕を開きながら良いあんばいに手を開いて離している」ということに気付かされたのです。


※この方法は危険がともないますので、やる場合は自己責任でお願いします。



<まとめ>

・「離れ」に「大きい」「小さい」はあるか?・・・ない。

・「残身」に「大きい」「小さい」はあるか?・・・ある。


大切なことは、

いつまでも「大離し」の引き離しのままでいては、的中とは仲良くなれないということです。


物理的にみれば、手先の技の働きがなければ、「離れ」が起きないのは確かです。

既成概念では「離れでは勝手(馬手)は意識するな」と言われますが、人は意識しないで動作ができるはずはありません。(反射運動を除いては)


正しく表現するなら、

「意識しなくても「離れ」がでるような動作ができるようになること(身につけること)」と言い換えた方が、私たちが練習で何をやるべきかを理解しやすいのでしょう。


気力や気合いで出そうとする動作=技は、そもそも身についていないと働かないというのは明らかなのです。もし、気力や気合いだけで動作=技が出せたとしたら、それは神業です。達人が生まれた瞬間に出会えることになるのでしょう。(私のような凡人には訪れることのない瞬間です)


私のような凡人でも、正射必中に近づく努力は(楽しみながら)続けていきたいものです。



次回は、未定 を予定します。

的中と仲良しになるために、またのお越しをお待ちしています。

解りにくいところがあれば、遠慮なくご質問ください。


がんばれ!

2024年7月13日土曜日

キッチンの開き戸タイプの収納を引き出しタイプにバージョンアップ〜完結編〜

38.キッチンの開き戸タイプの収納を引き出しタイプにバージョンアップ〜完結編〜


2020年6月に、壊れたキッチンの開き戸タイプの収納を、引き出しタイプにバージョンアップを開始。5つの開き戸のうちコンセントがあって引き出しにできない1つを残して、4つを引き出しタイプにバージョンアップして完了となりました。

外観は元のままでバージョンアップ完了

⬆️

壊れた開き戸

使い勝手が良くなっただけでなく、開き戸では使えていなかった奥が使えて収納容量は約1.5倍にアップしました。

引き出しタイプの収納のモデル


完了してホッと一息していた時、残った板材の幅がなんかちょーどいい長さのように見えたので、最初にバージョンアップした個所に合わせてみると、奇跡!ピッタリとフィットしました。

これを利用しない理由はない。

極めて使いづらい上の棚のバージョンアップに利用します。

棚板は高さが変更できるように、レールは既存の棚板の上に取り付けました。

ダブルスライドタイプとなって、完璧な完結となりました。



<参考>

壊れたキッチンの開き戸タイプの収納を引き出しタイプにバージョンアップ

キッチンの開き戸タイプの収納を引き出しタイプにバージョンアップ〜追加工事編〜