最近、食洗機にかけた食器の汚れ落ちが悪くなってきた。
食器が重ならないようには気をつけているが、油が残ることが多くなった。
後付のビルトインタイプの食洗機
毎日使っているし、15年も使っていると寿命なのだろうか?おそらく、ノズルからの水がうまく当たっていないからと推測されます。
原因を考えてみます。
①ノズルが詰まって水の勢いが悪い
②水を送るポンプが弱って水の勢いがない
③ノズルが回っていないので、水が当たっていない
ノズルは噴射される水の勢いで回っているので、これら3つの原因は絡み合っています。一つづつ確認するしかないでしょう。
食洗機の中身
真ん中のブーメランのような形をしたノズルの穴から洗剤を溶かした水を噴射して、食器に当てて、汚れをとる仕組みになっています。稼働中は中が見えないし、少しでも開くと止まってしまうので、①②③は確認しにくい。しかたないので、ポンプが動く音がしたら、素早く扉のロックを外して少し開けてみた。水が飛び出してきて顔にかかってきたので、水の勢いは問題ないようだ。
では、回転はどうだろう。
数回扉を開け閉めしてノズルの位置をみると、どうもあまり動いていないように思える。試しにノズルを手で回してみると、確かに回転が渋いようだ。
原因は、ノズルがうまく回転せず、噴射される水が良く当たるところと当たらないところのムラがあることによるものと推定しました。
では、なぜ渋いのか?
まずは、取扱説明書の確認です。
ノズルは外せるようなので、外してみます。
白いワッシャーのようなものが付いています。これは回転の滑りをよくするためのものだと思われますが、薄くなって、切れかかっているところもあります。
これは、回転軸のベアリングが壊れかけているのと同じ状態だと言えるでしょう。
試しに、厚みのあるビニールシートを同じ形に切って取り替えてみると、少し回りが良くなりますが滑りがイマイチです。ノズルの樹脂の表面が、劣化してザラザラになっていることも影響しているのでしょう。
2.修理しましょう
ビニールシートよりもっと滑りの良いものを考えます。
まず、思いついたのは、敷居滑り。ホームセンターに見に行ってみます。
やはり、戸の厚み分の細長いものしかありません。φ38くらいのものが切り取れる大きさがないと使えないと思っていると、その傍らに、カグスベールが・・・。なんとフリーサイズもあります。
これを利用しない手はないでしょう。
カグスベールどうしの摩擦 < カグスベールとノズルや底面との摩擦
ですから、滑りの効果を最大限に引き出すには、ワッシャーは2枚切り出して用意します。
両面テープがついていますが、食洗機の中は高温になる洗剤(界面活性剤)液で満たされ、両面テープはまったく役に立たないので、外してカグスベールの表面の部分のみ使います。
カグスベールのワッシャーをノズルに2枚つけて、ノズルを取り付けて、回してみます。
勢いよく、滑らかに回ります。
もしかしたら新品の時よりも回りがいいかもしれません。
(回りの良さが悪影響しないかな?と心配になるほど)
汚れの落ちも元に戻りました。これで、まだまだ使えそうです。

こちらも参考にしてください。
18年目の食洗機のメンテナンス〜ついに動かなくなってしまった〜


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