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2018年7月9日月曜日

3Dプリンタと遊ぶ〜友人の困ったを解決続篇〜

6.友人の困ったを解決続編

会社の同僚より突然「相談したいことがあるんですが」ときたので何かと思えば、芝刈機のギアが壊れて動かなくなったとのこと。それで、そのギアを3Dプリンタで作れないかというのである。

かなりの無茶振りではあったが、とりあえず現物を持ってきてもらって考えることにし、目の当たりにしたのはこれ。

確かに歯車の山が欠けている。
これでは空回りして動かないのは解る。
が、しかし、普通のギアではなく、ウォームホイールで山がねじれているではないですか。どうする?

もちろん、こんなに小さければ、スキャナーは無理だ。
断面をコピーして厚みをつけようともしたが、綺麗に断面をコピーできずにあえなく失敗。どうする?

困った時のネットに相談で、見つけたのが歯車の3D形状を作成するサイト。

Gear Model for 3D Printer
新サイト
Gear Model for 3D Printer

普通の歯車もあれば、ウォームホイールもある。
早速、歯数、ピッチ、直径、厚さなどを入力して作ってみたが、どうも計算にエラーが出てうまくいかない。
Macだからダメなのか?
Windowsでも試してみる。やはりエラーとなる。

打つ手なしか・・・?

普通の歯車だと作れる・・・。
しかし、ウォームホイールではエラーとなる・・・。

ギブアップして楽になるか?なんとも、悶々とした日が数ヶ月続いてしまった。

と、その時、啓示が降りてきた。
そもそも3Dプリンタは細かく積層して形状を作る。歯車のねじれの形状も細かく積層して作ればいい。まずは、1mmの厚さの普通の歯車を少しずつねじって積み上げて形状を作ってみた。
いける!確信した。
で、次には、0.5mmの厚さで積み上げて形状を作ってみた。

なんということでしょう!
でっ、できた!(写真右上)

さらに、PLA材料では強度が弱いので、ABS材料でも作っても見た。(写真右下)

次の日、私はドヤ顔で、依頼者に渡すことができたのです。また一つ新たな技を覚えました。

次は、材料を楽しんでみる編です。

またのお越しをお待ちしています。



3Dプリンタと遊ぶ
もくじ

1.お買い物
2.お試し
3.何に使おうか?
4.我が家の困ったを解決
5.友人の困ったを解決
6.友人の困ったを解決続編
7.材料を楽しんでみる編




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