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2024年8月11日日曜日

◎弓道の的中(射技)の物理的考察~(続々々)夏の暑さから弓を守るには、実はすごく簡単だった~

60.(続々々)夏の暑さから弓を守るには、実はすごく簡単だった


今年もほんとに暑い日が続きます。


炎天下の車の中に置いた弓を暑さから守るため、吸気ファン+配管用断熱材の中に弓+ソーラー電源を用いて、外気を弓にあてて車内の熱気から守る工夫をしました。


車に取付けた状態

ソーラー電源(DC12V・最大出力100mA)


(参照)

31.夏の暑さから弓を守るには

35.(続)夏の暑さから弓を守るには

56.(続々)夏の暑さから弓を守るには


しかし、実は、こんな手のこんだことをしなくても良かったのです。



<仮説>

夏の暑さから弓を守るには、車の下に置けばいい。



<検証>

炎天下の駐車場に置いた車の車内のセンターコンソール上と車の下の温度の変化を測定してみます。(FRウィンドウには日よけを置いてあります)

車内車の下


車内コンソール上では、60℃近くまで上昇しているのに対し、車の下では日影になるので、35℃のほぼ気温と同じ状態です。この場所を利用しない手はありません。


車内と車の下での温度変化


どうしても、炎天下の車に弓を置かなければならない時、車の下においておくのが無難なようです。急な雨にも備えて、雨対策はしておくことが肝心です。

車の下に弓を置く

(※くれぐれもマフラーの下には置かないように・・・)


もし、盗難が心配なら、ロックした車室内と弓を防犯ブザーでつないでおくといいでしょう。


くれぐれも、弓の回収忘れには注意してください。(車でひいてしまうかもしれませんので)


残暑も続きます。今年の夏はこれで乗りきることができそうです。



次回は、未定 を予定します。

的中と仲良しになるために、またのお越しをお待ちしています。

解りにくいところがあれば、遠慮なくご質問ください。


がんばれ!

2024年8月3日土曜日

◎7月のベストな的中

7月のベストな的中は、これです。


弓の経時劣化なのか?

最近の酷暑で、弓の弾性が緩んでいるようにも感じますが、

湿度も高く、弦が湿気を含んで重くなっているのも影響しているのかもしれません。


矢所が下方に偏ってきたので、的付の位置を的半分上(弓の矢摺藤の幅半分下)へ移動させました。気温によって的付を移動させるというようなことは、過去には経験しなかったことです。

バネばかりで弓力を確認してみましたが、正確には測れないので、的半分分の弓力の変化はわからずでした。(物理的な考察は怠っていません)


矢所の偏りは、的付けの修正で大丈夫ですが、的のまわりにバラバラに散らばるようになったら、右肘の張りでの離れができていないからです。すぐに修正しましょう。


最近のこんなことも初めての経験です。
矢道の雨水が浸水しそうに・・・



的中と仲良しになるためには、ぜひ、弓道の的中(射技)の物理的考察を参考にして稽古を楽しんでください。


がんばれ!