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2024年7月27日土曜日

◎弓道の的中(射技)の物理的考察〜既成概念は「離れ」と「残身」をも誤解させる〜

59.既成概念は「離れ」と「残身」をも誤解させる


離れは、

取り懸けが解けて弦が勝手(馬手)から放たれる瞬間的な現象です。したがって、物理的にみれば、離れに大きいも小さいも無いのが事実です。しかし、残身の形を表すのに「大離れ」「小離れ」と呼びます。


しかも、

最近は大離れを推奨するので、多くの人は、まず、大きく引き離すよう指導されます。初心者に残身の形を覚えさせるためにはしかたないことなのですが、「大離し」の練習を続けて引き離しとなったまま、矢所は的の周りを回るか掃き矢になってしまう。これは誰もが経験していることと思います。(幕打ちする場合もあるほどです)



<仮説>

「離れ」と「残身」の誤解がまねく大離し(お話し)



<検証>

物理的な目で素直に見れば、大きいか小さいかは「離れ」ではなく「残身」です。したがって、「大残身」「小残身」と呼ぶのが正しい表現と言えるのでしょう。


しかし、言葉のごろが悪いからなのか、響きが悪いからなのか、既成概念では「大離れ」「小離れ」と呼びます。このことが「離れ」の誤解を生んでいるのではないかと推測します。大きく離す動作が良い離れだと・・・。


「離れ」は瞬間のできごとです。大きい小さいは関係ありません。

「離れ」の瞬間

51.「離れ」の瞬間を考察する参照)


初心者には、形(フォーム)を覚えさせるため、弦を離すと同時に大きく腕を開く動作を「大離れ」だと指導します。


それはやむを得ないことなのですが、形を身につけたその先に本当の「離れ」の本質を指導してもらえる機会にはなかなか恵まれません。

大きな「残身」(大離れではありません)


そして、

多くの人は、「離れ」を弦を離して腕を大きく開く動作として誤解してしまいます。離すタイミングが合わなくなると、途端に的中が止まってしまいます。その結果、正射必中との乖離に慣れてしまいます。


ここに、

射技の進歩に壁ができるように思います。

(的中に悩むことなく、弓を引くことを楽しめるような射技の伝承ができていくことに期待して、私は少しでもこのブログがきっかけになればと思っています)


このブログを読んで「離れ」と「残身」の違いを知ってしまったあなたは、この壁を破るきっかけを得たということだけは確かです。


会では、大きく離すタイミングを取る練習を続けるのではなく、取り懸けが解けて「離れ」がでる方向に張り(筋力のベクトル(方向))をかけていくことに、気力や気合いを注ぐことに意味があるように思います。



<補足>

引離しであるかどうかを簡単に確かめる方法があります。

これは、私が学生の時に指導してくださった教え魔な先生がやった方法です。


まず、

先生が引くので、会で右腕が開かないように両手で押さえなさいと言われ、その通りに腕を押えたのですが、先生は普通に離れを出して矢を射たのです。(当然、右腕を押さえているので、弓力が解けた反力はあります)

腕が開かないように両手で押さえる

次に、

自分たちも同じように、会で右腕を押さえてもらって引いてみましたが、まさにツボを突かれたようにまったく離せないのです。手を開いて離そうと考えますが、耳に弦が当たりそうで怖くて手を開らけません。


まさにこの時、「自分たちは弦が当たらないよう腕を開きながら良いあんばいに手を開いて離している」ということに気付かされたのです。


※この方法は危険がともないますので、やる場合は自己責任でお願いします。



<まとめ>

・「離れ」に「大きい」「小さい」はあるか?・・・ない。

・「残身」に「大きい」「小さい」はあるか?・・・ある。


大切なことは、

いつまでも「大離し」の引き離しのままでいては、的中とは仲良くなれないということです。


物理的にみれば、手先の技の働きがなければ、「離れ」が起きないのは確かです。

既成概念では「離れでは勝手(馬手)は意識するな」と言われますが、人は意識しないで動作ができるはずはありません。(反射運動を除いては)


正しく表現するなら、

「意識しなくても「離れ」がでるような動作ができるようになること(身につけること)」と言い換えた方が、私たちが練習で何をやるべきかを理解しやすいのでしょう。


気力や気合いで出そうとする動作=技は、そもそも身についていないと働かないというのは明らかなのです。もし、気力や気合いだけで動作=技が出せたとしたら、それは神業です。達人が生まれた瞬間に出会えることになるのでしょう。(私のような凡人には訪れることのない瞬間です)


私のような凡人でも、正射必中に近づく努力は(楽しみながら)続けていきたいものです。



次回は、未定 を予定します。

的中と仲良しになるために、またのお越しをお待ちしています。

解りにくいところがあれば、遠慮なくご質問ください。


がんばれ!

2024年7月13日土曜日

キッチンの開き戸タイプの収納を引き出しタイプにバージョンアップ〜完結編〜

38.キッチンの開き戸タイプの収納を引き出しタイプにバージョンアップ〜完結編〜


2020年6月に、壊れたキッチンの開き戸タイプの収納を、引き出しタイプにバージョンアップを開始。5つの開き戸のうちコンセントがあって引き出しにできない1つを残して、4つを引き出しタイプにバージョンアップして完了となりました。

外観は元のままでバージョンアップ完了

⬆️

壊れた開き戸

使い勝手が良くなっただけでなく、開き戸では使えていなかった奥が使えて収納容量は約1.5倍にアップしました。

引き出しタイプの収納のモデル


完了してホッと一息していた時、残った板材の幅がなんかちょーどいい長さのように見えたので、最初にバージョンアップした個所に合わせてみると、奇跡!ピッタリとフィットしました。

これを利用しない理由はない。

極めて使いづらい上の棚のバージョンアップに利用します。

棚板は高さが変更できるように、レールは既存の棚板の上に取り付けました。

ダブルスライドタイプとなって、完璧な完結となりました。



<参考>

壊れたキッチンの開き戸タイプの収納を引き出しタイプにバージョンアップ

キッチンの開き戸タイプの収納を引き出しタイプにバージョンアップ〜追加工事編〜



2024年7月7日日曜日

◎6月のベストな的中

 6月のベストな的中は、これです。

矢が平行に真っ直ぐ揃うのは、見ていて心地良いものです。



さて、射法八節図解に記載されているこの絵はあまり注目はされていないようですが、会の状態をよく表していると思います(この絵をわざわざ載せた人の思いが感じられるのですが…)。


ただし、「両肩の線を矢に近づける」のは実際にはできる訳ではありません。ほおで矢を押して矢が落ちてしまいます。あくまで、力のベクトル(方向)だと考えると腑に落ちると思います。


会は、見た目には止まっているので、あまり動作として意味がないように思えます。(そう思っている人が早気になってしまうのだと私は思いますが…)。実際には、目には見えない動作をしているということ、離れはその見えない動作の結果で現れるものであるということは、物理的にも考察できています。


会の意味を理解したときが、補助輪を外して自転車に乗れた瞬間なのかも知れません。(決して奥が深い訳ではありません)



的中と仲良しになるためには、ぜひ、弓道の的中(射技)の物理的考察を参考にして稽古を楽しんでください。


がんばれ!

2024年7月1日月曜日

食洗機にちょーどいいステンレス製シムリングを見つけた!

37.食洗機にちょーどいいステンレス製シムリングを見つけた!


後付のビルトインタイプの食洗機


21.食洗機の汚れ落ちが悪くなった〜15年目の食洗機の修理〜で回りが悪くなった食洗機の回転ノズル部分にカグスベールのワッシャーを追加して、汚れ落ちを復活させました。その後、32.8年目の食洗機のメンテナンスで、ノズルの回転部分の擦り減ったカグスベールのワッシャーを交換した後、33.18年目の食洗機のメンテナンス〜直後の悲劇〜で水漏れの故障を修理して3ヶ月が経とうとしています。


食洗機は、まだまだ、働き続けています。

内部の水漏れ

⬇️

修理後


アマゾンで検索すると、ちょうど寸法(内径28、外径40、厚さ0.2mm)があうステンレス製のシムリングが見つかりました。

カグスベールともほぼ同等の価格だったので、購入して交換しました。

上がステンレス製シムリング、下はカグスベールで自作したもの


内径はぴったりですが、挿入するときに外周部分が両端のクリップのような爪に引っかかります。爪を少し押し開きながら入れると楽に入ります。

2枚のステンレス製シムリング


これで完璧です!

1枚でも問題ないとは思いますが、カグスベールの時と同様に2枚使用しました。


これで、食洗機が働かなくなるまでは、擦り減ることもなく、このまま使えるでしょう。


<参照>

食洗機の汚れ落ちが悪くなった〜15年目の食洗機の修理〜

8年目の食洗機のメンテナンス

18年目の食洗機のメンテナンス〜直後の悲劇〜