34.電力逼迫の解決は、蓄電池がやらねば誰がやる!
連日の電力逼迫に、政府やマスコミは節電協力の大合唱です。
原子力発電の再稼動論まで浮上してくる無策ぶりは少し笑える感さえあります。
震災やコロナ禍の在宅増加などで、このような状況は何度も繰り返されたはずなのにです。
さいわいわが家は、2007年に太陽光発電、2016年にLEAF to Home(EVの蓄電池利用)を設置したので、電力逼迫の時間帯に買電は”0”です。もちろん、エアコンなどの家電は通常通り稼働で、熱中症などの心配はありません。
LEAF to Home
やっぱり、頼もしいのは、天気に左右されない蓄電池ですね。夜間電力で充電し、昼の買電価格が高い時間帯に使うことができます。
さてそもそも、電力逼迫はなぜ起こるのでしょうか?
(東京電力パワーグリッドHPより)
上図のグラフのように、電力の供給能力いっぱいまで、昼間の電力需要が増えるためです。
夜間の供給能力は余っているのですから、この昼間のピークのためだけに発電所を増設するのは愚策だということは理解できます。水力発電を揚水式にすることも考えられますが、コストと時間がかかります。
個人レベルですぐできて比較的安価な方法は、やはり、蓄電池に頼るということではないでしょうか。(補助金もあるようですし)
急な停電にも対応できます。この過酷な暑さの中で、停電ということになるとゾッとします。冬の暖房は電気以外でも暖をとれますが、冷房はエアコンや扇風機くらいしか手はありません。
暖房冷房
定置型の蓄電池はまだまだ価格が高いし、電池が劣化して交換することも考える必要があります。であれば、EVとVehicle to Home (V2H)という選択肢がお得ではないかと考えます。
車は、ほぼ半日以上は家の駐車場に止まったままですし、長く乗っていると買い替えを考えます。最近はサブスクもありますし、中古という手もあります。電池容量もアップしていて、航続距離も実質200km以上は走れるようになり、実用レベルになってきています。車は走るだけのものという既成概念は、そろそろ捨ててみませんか?
それに、蓄電池は、数百kgととても重いもので場所もとる、容易には移動できません。自力で移動できる機能も持つEVは、流通でも狭い日本の土地事情にも適している
人それぞれ事情はあると思いますし、どの方法を選択しても良いとは思いますが、おそらく来年以降も電力逼迫はやってくると思います。(政府やマスコミは騒ぐだけで有効な情報を広めないので・・・)
だから、電力逼迫の解決は、
すぐにでもできる「蓄電池がやらねば誰がやる!」なのです。